戦略・戦術シミュレーションゲームに役立つ地政学用語を解説しています。順次、用語を増やしていくので、小事典として眺めてください。
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地政学用語小事典 主要な地政学の用語について解説します  

縁辺諸国(リムランズ)
マッキンダー理論における内周の半月弧を指して、ニコラス・J・スパイクマンが言った言葉。
 
海上連絡線(シーラインズ・オブ・コミュニケーション)
島や沿岸基地を結ぶ連絡線。シーレーンはこれらを含めた海上路のことである。
マハンの「海上権力史論」に出てくる軍事用語。
 
海島国勢力(インシュラー・パワーズ)
マッキンダーの提唱した概念。彼は、第1次大戦をハートランドの制覇を試みるランドパワーと、それを阻止
しようとするシーパワーの戦いであると解釈した。
 
海洋の湖面化(マーレ・ノストロ)
勢力圏としたい縁海の対岸にある島嶼(とうしょ)や敵国の領土を奪うことで、その内側の海を、自国領の
湖のように自由に行き来できるようにすることをいう。代表的な成功例として、ローマ帝国の地中海マーレ・
ノストロ化があげられる。
 
河川国境(リバー・バウンダリー)
河川による国境のこと。山岳や海と異なり、河川は流れが変わることがあるため、国境紛争の要因をを孕ん
でいる。
 
危機の弧(アーク・オブ・クライシス)
アフリカの紅海沿岸〜ソマリア〜インドへ至る地域のこと。弧の中心は中東である。
 
橋頭堡(ブリッジ・ヘッド)
シーパワーがランドパワーと戦うとき、大陸側へ作る足がかりのこと。
 
結節点
ふたつの世界のぶつかる場所。アジアとヨーロッパの接合点は中東である。
 
自然国境(フロンチエール・ナチュレル)
フランスのルイ14世の治世のころ、存在した考え方で、山岳や河川を国境にすればよいというもの。対して、
アフリカのような人工国境がある。
 
シーパワー
マハンの「海上権力史論」によって広められた概念。
 
生活圏(レーベンスラウム)
ハウスホーファーによって唱えられた概念。
 
世界島(ワールド・アイランド)
ユーラシアとアフリカをひとつの島とみなす考え方。
 
峠国家(グラシ)
周囲を山に囲まれた内陸国のこと。スイスが代表例。
 
内周半月弧(インナー・マージナル・クレセント)
ユーラシアの縁の地域。西欧〜トルコ〜アラビア半島〜イラン・アフガニスタン・インド・中国・シベリアを連ねた
範囲を指す。さらにこの外側が島嶼性外周半月弧で、日本がこれにあたる。
 
ハートランド
ユーラシアの心臓部で、大陸の縁に存在する勢力の力が及ばない内陸部のこと。ハートランドを所有して
いるのはロシアである。マッキンダーによって広められた概念。
  
封じ込め政策(コンテインメント・ポリシー)
スパイクマンは西半球(南北アメリカ)の防衛からのユーラシアの防衛は、単独では無理だと考えた。
ハートランド国家からユーラシアの覇権を取り上げるには、旧大陸のリムランドと協力して封じ込めるしかない
と結論づけた。冷戦期の戦略として採用され、日本もその一翼を担うことになった。
 
閉鎖海(クローズド・シー)
海洋の制海権を握れば、その海洋は閉鎖海となる。3回にわたるポエニ戦争によってカルタゴを滅ぼした
ローマは、地中海の自国領に組み込み、閉鎖海とした。
 
  
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
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